海外FXの税金と国内FXの税金の違い。正しい知識を持ってFXを楽しもう!!

2024年4月27日

この記事を読むのにかかる時間: 2

確定申告のために用紙に記入

 

『今回は海外FXの税金に関してもスポットを当てていきます。』

皆さん、こんにちは。
海外FXソルジャーの前田さんです。

海外FXで得た利益には税金はかかるのか?
それは扱いになるのでしょうか?
そもそもとして、海外FXでの利益は税金を納める必要があるのか?

これから、海外FXを始めようと思っている方や、初心者の方からすると、一見、海外のFX口座にあるお金ですし、国内にいる自分が税金を支払う必要はないのではと思われるかもしれません。

しかし、海外FXで利益を得た場合でも、国内FXと同じように税金を支払う義務があります。

 

国内FXと海外FXでは税金の課税が違う

 

PCをもつ女性

 

海外FXを利用するトレーダーの皆さんも含めて、利益が上げている方には必ず「税金」という切っても切り離せない壁が存在します。

また、国内FXと海外FXでは税金の課税など、さまざまな違いがあるので注意が必要となります。

海外のFX業者を利用するんだから、利益をあげても納税や確定申告をしなくても良いと考えてしまうのは間違いです。

日本に住んでいる以上、納税や確定申告は必須です。
(海外に在住している方は、日本で納税をする必要はありません。その国の制度に沿った納税をしていく事になります)

納税やお金の動きに関する情報は、銀行などが持っており、さらには国が把握しています。

特にFX初心者の方などは納税の必要性があることを知らない人が多いと思います。
私もFXを始めたばかりの頃は税金の必要性や知識がほとんど皆無でした。

悪意のある納税の拒否(いわゆる脱税)は、刑罰の対象になる可能性もあるので、注意が必要となります。

では、いくら利益をあげると納税の義務が発生するのか?

それは、一般的に1年間の利益が、20万円を超えた場合に確定申告が必要になります。

確定申告をして、納税する税金の金額が決定されます。
この納税の際には、総合課税というものになります。

 

総合課税とは、他の所得と合算して税金を計算する制度です。総合課税の対象となるのは次の所得です。

(1)利子所得(源泉分離課税・申告分離課税とされるものを除く)
(2)配当所得(源泉分離課税・申告分離課税とされるものを除く)
(3)事業所得(株式等の譲渡等による事業所得を除く)
(4)不動産所得
(5)給与所得
(6)譲渡所得(土地および株式等の譲渡等による譲渡所得、源泉分離課税とされるものを除く)
(7)一時所得(源泉分離課税とされるものを除く)
(8)雑所得(株式等の譲渡などによる雑所得、源泉分離課税とされるものは除く)

株式の配当金、投資信託の分配金・解約差益・償還差益は配当所得として他の所得と分離して源泉徴収されますが、確定申告により総合課税とすることもできます。

引用:カブドットコム証券

 

国内FXと海外FXの違いを税金で見ると、国内FXは申告分離課税という扱いになっています。

こちらは一律20パーセントと決まっているので、わかりやすいですが、利益が少ないと税金の分損をしてしまう可能性もあります。

海外FXは総合課税です。
こちらは、利益によって税率が変動していきます。

一般的に、195万円以下の利益であれば、税率は総合課税のほうが低くなり15パーセントと言われています。

330万円以下では、申告分離課税と同じ20.315パーセントです。
これ以上の利益になると、税率は最大50パーセント(高い!!)にまで達します。

つまり、年間利益が330万円までであれば、海外FXの税金の方が安いという事が分かります。

 

海外FXの税制におけるメリット

 

お菓子を食べながら見つめる女性

 

国内FXでは、利益の金額に関わらず税率は20%で統一されています。

しかし、海外FXは総合課税を導入しているので、税率は利益が増えるごとに上がっていきます。

195万円以下の利益だと、総合課税の海外FXに課せられる税金は15%。

195万円から330万円までであれば、税率は国内FXと同じ20%となります。

同じ税率でも、海外FXの方が330万円までの利益で税金が低いのかというと、控除が関係しているからです。

総合課税は課税される所得額に応じて、一定の控除を受けることができます。

この控除がポイントとなります。

年間利益が195万円から330万円までだと、97500円が控除額です。

つまり、330万円の年間利益があっても約10万円は利益から差し引けるので、課税対象が約320万円になり、控除ができない国内FXで年間330万円の利益を出すよりも税金が安くなるというわけですね。

 

ボーナス分は課税対象外

 

海外FXの魅力の一つに、ボーナスがあります。

口座開設ボーナスや入金ボーナスの事ですが、これらを提供している海外FX会社はXMTradingis6comGEMFOREXなどが有名です。

例えば、入金ボーナスの100%ボーナスチケットは、入金額を2倍にしてくれます。
10万円入金すると証拠金が10万円追加されて、20万円になるといった具合です。

ボーナスは利益としてカウントされないので、課税対象から外れます。

つまり、ボーナスを資金として運用すれば、節税に繋がるわけです。

 

海外FXをするためにかかった費用は経費として認められる

 

海外FXで得た利益を出すために必要な経費は、確定申告で計上できます。

海外FXをするために新しくパソコンを購入した場合や、FXをするために必要な通信料などは経費として計上可能です。

仮に海外FXで年間100万円の利益を出して、経費が50万円かかっているのであれば、課税対象となる利益は「利益100万円-損失50万円=50万円」となります。

この経費ですが、自己申告です。

ちゃんと確定申告のときに経費を計上して計算しないと、すべての利益が課税対象になるので、忘れずに申告しましょう。

海外FXをするためにかかった費用はほとんどが経費となるので、レシートや領収書をきちんと取っておいて確定申告時に、しっかりと申告しましょう。

 

海外FXの税制におけるデメリット

 

驚く猫

 

前述したように、海外FXは総合課税の税制なので、利益が増えるごとに税率も上がります。

年間330万円の利益までであれば、国内FXよりも海外FXの税金の方が低いです。

しかし、年間695万円の利益を超えると税率は33%まで上がるので、このあたりから国内FXの方が税金はかなり少なくなってきます。

さらには、年間利益900万円を超えると税率は43%になるので、国内FXの税金の2倍(!!)になります。

利益を上げるほど、どんどん高くなっていくのは、キツいですね。

ただし、年間1000万円を超えるような利益になると、法人化して節税するという方法もあります。

利益を上げるほど、税金の勉強も必要になってくるわけですね。

 

損益通算・損失の繰り返しができないことに注意が必要

 

海外FXの税制におけるデメリットの一つに、一年で損益決算が完結してしまうので、損益通算や損失の繰り返しができないことがあります。

これを嫌って海外FXはやらないというトレーダーもいると思います。

ただし、複数の海外FX会社の口座を開設している場合は、海外FX会社同士の損益を合算することができます。

海外FX会社Aで100万円の利益が出ていても、海外FX会社Bで100万円の損失が出ていれば、合算して利益が0になるので、確定申告の必要性がなくなるというわけです。

 

まとめ

 

いかがだったでしょうか。

国内と海外では、税金の仕組みが違う事に戸惑いを感じるかもしれませんが、正しい税金の知識を身に着けて、海外FXの魅力を楽しんでいきましょう!!

これから海外FXに挑戦しようと思っている方は、XMTradingis6comGEMFOREXのFX会社から始めてみるといいでしょう。

口座開設ボーナスなどのキャンペーンを利用すれば、入金不要でトレードする事ができますよ!!
 

サウンドハウス