豪ドル円(AUD/JPY)の見通し予想。2019年から2020年に向けて長期保有がオススメ!!
『豪ドルの見通しを予想していきます!!』
皆さん、こんにちは。
FX豪ドルソルジャーの前田さんです。
アメリカが利上げを行っているなか、将来の豪ドルはどうなるのか不安に思っている方。
投資に興味はあるけど、豪ドルって将来的に投資対象としてどうなのか疑問をもっている方など様々でしょう。
実際のところ投資先として豪ドルはオススメなの!?
長期で保有するなら豪ドルはオススメなのだ!!
Contents
豪ドル円の推移(チャート)から分析
豪ドル円が今までどんな動きをしてきたのかチャートを見てみましょう。
2008年頃にリーマンショックによる大きな暴落がありますが、その後はアベノミクスの影響もあり上昇。
そして、現在に至るまでレンジ相場を形成しています。
2008年、リーマンショックによる世界大恐慌
やはり、2008年のチャートが気になりますが、それまで106円の値をつけていた豪ドル円が、リーマンショック後はなんと57円まで下落しました。
豪ドルだけが急落したわけではなく、ほぼ全ての通貨がリーマンショックの受けていました。
世界的にリスクオフの動きが加速したため円高が進み、多くの通貨が下落してしまったのです。
この時にFXを退場した方は数知れない事でしょう。
2013年、アベノミクスによる円安
アベノミクスの影響は、金融に携わる人は大きな恩恵を受けた事でしょう。
安倍政権による財政出動によって市場のお金の量が増え、金利が下がり世界的な円安ヘと転じました。
そのおかげで豪ドルも相対的に豪ドル高となって、チャートが上昇しました。
その後、安倍政権が消費税増税を打ち出しましたが、国民の反発をくらい失速してしまいます。
今では、アベノミクスは完全な失敗だったと語られています。
2018年には、根本厚労相が実質賃金マイナスを認めてしまっています(涙)
しかしながら、アベノミクスによって豪ドルは持ち直し、100円を上回る上昇を見せつけてくれたのです。
リーマンショックから買い続けていた人は、この上昇で大きなリターンを得られた事でしょう。
2016年、トランプ政権による大型減税
トランプ大統領による大型減税は、企業と個人を合わせて10年間で1.5兆ドル(約160兆円)にも上るものでした。
トランプ政権と同じ共和党のレーガン政権やブッシュ(子)政権も大型減税を実施しましたが、金額ではそれらを上回る過去最大規模となったのです。
また、景気を大きく上向きに変えた為に、インフレを抑える方法として、利上げが行われました。
その結果、豪ドルを含めた金利が高い通貨は下落してしまったのです。
アメリカの金利は、他国の通貨価値に影響を与える程に影響力があるのです。
豪ドルが下落している原因
豪ドルが下落している要因を推察していきましょう。
まず、何と言っても米国が利上げが、豪ドルの為替に大きく影響しています。
2019年5月現在のアメリカの金利は2.5%に対し、豪ドルは1.5%です。
以前は、豪ドルの方が金利が高い状況が続いていたので、豪ドルにも資金が集まっていましたが、最近ではアメリカの方が金利が高くなった為、資金が米ドルに流れているのです。
アメリカは2019年の利上げを見送ったので、今後利下げに向かうと予想されてますが、実行されるまでは豪ドル安への影響は続くとみられています。
関連記事⇨【ドル円(USD/JPY)円高へ】FRB年内利上げ想定せずゼロ見込み、ハト派姿勢に転換
米中の貿易戦争による悪影響
オーストラリアは資源国であり、経済を貿易で支えている為、輸出が好調かどうかでオーストラリア経済も大きく変わります。
その中でも貿易の大きな割合を占めているのが中国です。
特に中国の資源需要が落ち込むと大打撃なんだね。
そうだ。
中国をはじめとする新興国経済が減速した2016年以降は、経済成長が伸び悩んでいて、金利も低下傾向にあるんだぞ。
2018年には中国とアメリカの間で貿易戦争が起こってしまったので、経済に打撃を受けています。
資源輸出への依存度が高いオーストラリアは、世界経済の低迷に影響を受けやすいのです。
2019年、豪ドル円の見通し・今後の予想
豪ドルの現在の政策金利は1.5%です。
これは、2016年から据え置きされていて変わっていません。
政策金利は、豪ドルの行方を決める重要な指標ですので、今後この政策金利が上昇するかどうかが価格に直結します。
2019年の金利の予想は、短期的には上昇はないだろうと思われます。
オーストラリアは経済が非常に安定しており、28年連続で景気後退していない唯一の先進国となのです!!
そのため、政策金利を下げて自国に回るお金の流通量を引き上げて経済発展を促してきました。
その中で、インフレ率は急激な上昇を見せておらず2018年は約2%で推移しています。
政府が政策金利を上昇させる主な目的は、自国の通貨の価値を落とさないため、つまりインフレ率を抑える事です。
高金利通貨として有名な、トルコリラ、南アフリカランド、メキシコペソはどれもインフレ率がとても高いので、通貨価値の保全の為に金利が上昇しています。
その観点から見ると、豪ドルは金利上昇の必要がない事から、2019年は上がらないだろうという見方が強いです。
もし、インフレ率が上昇し3%に近づくのであれば再び利上げという政策も起こりますので、オーストラリアの経済指標からは目が離せません。
短期ではなく長期目線で!!
短期間で、豪ドルが100円を目指すのは難しいでしょう。
まず、オーストラリアの政策金利が上昇しないにも関わらず、他国では金利が上昇しています。
アメリカは金利を2.5%まで上昇しました。
その結果、リスクの低いドルにお金が流れて、金利の低い豪ドルには資金が流れなくなったのです。
2020年をメドにアメリカは利上げを終了すると発言しているので、価格が上昇するとしたら2020年の可能性が高いでしょう。
さらに、中国経済が失速しています。
豪ドルの為替チャートにも悪い影響を与えているので、中国経済の先行きが明るくなる必要があります。
2019年は豪ドルの上昇は期待できないから、長期目線で見る必要があるな。
まとめ
いかがだったでしょうか。
ポイントをまとめました。
- オーストラリアは資源輸出に依存する為、世界経済に影響される
- 他国の金利が上がっているため、お金が他通貨に回っている
- 関係の深い中国の経済が低迷しており、影響を受けている
- オーストラリア自体は経済が安定している先進国
- アメリカが利上げを終了すると発言している2020年に豪ドルの価格が上昇する可能性あり
2020年に向けて、長期目線で豪ドルを仕込んでいくのも一つの手でしょう。
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