MT5でボリンジャーバンドを表示させてトレンドを把握しよう
前回の記事では、移動平均線に関する事を書きました。
今回は、XMでタウンロードしたMT5でBollinger Bands (ボリジャーバンド) を表示させてみたいと思います。
XMをまだ口座開設していない方は、こちらの記事を参考にしてください⇨【2020年最新版】XM口座開設の全手順を詳しく解説!!
さて、ボリジャーバンドですが、アメリカのジョン・A・ボリンジャー (John A. Bollinger) によって考案されたテクニカル指標の事で、中心線となる移動平均線と、そこから一定の確率の元に偏差値分上下に広がった2本の補助線から構成されています。
MT5でボリジャーバンドを表示させる方法
チャートの左上バーにある「挿入」をクリックし、「インディケータ」→「トレンド系」→「Bollinger Bands」の順にクリックすると設定画面が表示されます。
期間 | 過去何日間のデータを利用するかを入力します。「20」と入力した場合だと、20日分のデータを元にボリンジャーバンドが形成されます。 |
シフト | 表示位置を左右にずらすことができます。 |
偏差 | 表示するボリンジャーバンドの標準偏差(σ=シグマ)を指定します。「2」と入力した場合だと、「+2σ」「σ」「-2σ」3種類のラインが形成されます。 |
適用価格 | ボリンジャーバンドを形成するための元となる価格を設定します。 Close:終値 Open:始値 High:高値 Low:安値 Median Price:高値、安値の半値 Typical Price:終値、高値、安値の平均値 Weighted Close:終値、高値と安値の加重平均値 前のインディケータのデータ:一つ前のインディケータ |
スタイル | 好みに合わせてボリンジャーバンドの色や線種、線の太さを設定します。 |
私は、期間「21」、シフト「設定せず」、偏差「2」、適用価格「設定せず」、スタイル「色を白、線の太さは21日の移動平均線を被るのでそれよりも細い線」で設定をしてOKをクリックしました。
すると、下記画像のようにボリンジャーバンド(白の線)がチャートに表示されます。
真ん中にピンクっぽい線がありますが、それは「21日の移動平均線」の赤と「σ」の白が重なっているからです。
黄色、赤、青の線は移動平均線になりますので、前回記事をご参照下さい。
前回記事⇨MT5で移動平均線(Moving Average)を表示させて取引する時の見方
ボリンジャーバンドでは上下幅に注目する
ボリンジャーバンドは移動平均線を応用したテクニカル分析です。
ローソク足は上下に表示されている2本の2σの中に約95%の確率で収まると言われています。
ローソク足は挟まっている2σの中で穏やかな動き(レンジ相場の時)を見せています。
レンジ相場から2σをローソク足が突き抜ける動きを見せた時に、トレンドが発生しやすくボラティリティも出やすくなるので、トレンドフォローでポジションを持つという手法を利用しているトレーダーも多くいると思います。
逆に、ローソク足が2σの中で穏やかな動きを見せているレンジ相場の時は、深追いせずに小さな利幅で利確するという判断もできるというわけです。
ボリンジャーバンドを利用すると、レンジ相場なのかトレンドが発生しているのか判断するのに利用できるというわけです。
ちなみに、こちらのブログでMT4に関する各種設定や機能などの詳細記事を書いているので、合わせてご覧ください。