XMTradingでUSD/TRY(ドルトルコリラ)とEUR/TRY(ユーロトルコリラ)はどちらがスワップ金利がお得なのか!?
『XMTradingで、USD/TRYとEUR/TRYのポジションを持つ場合、どちらの方がスワップポイントがお得なのか!?』
皆さん、こんにちは。
FXソルジャーの前田です。
日本で高金利通貨として人気があるのが、ZAR/JPY(南アフリカランド円)や、TRY/JPY(トルコリラ円)といった通貨ペアです。
過去に何度も大暴落したトルコリラが、今だに日本の個人投資家の間でトルコリラが引き続き人気なのは、やはり日本人が高金利通貨を好む傾向にあるからだと言われています。
国内FXだけでなく、海外FX業者であるXMTradingでもトルコリラを扱っていることをご存知でしょうか。
XMTradingが扱っているトルコリラは、USD/TRY(ドルトルコリラ)とEUR/TRY(ユーロトルコリラ)の2通貨ペアがあります。
残念ながらトルコリラ円は取扱がありません。
そこで気になってくるのが、USD/TRYとEUR/TRYは、どちらの方がスワップポイントがお得なのかという点です。
結論から言いますと、スワップポイントだけで見れば、EUR/TRYの方が1.6倍お得なのです。
しかし、EUR/TRYは必要証拠金の額もその分大きくなるので、投入資金当たりの利子率は、他の通貨とあまり変わらなくなってきます。
そのため、XMTradingでスワップポイント狙いで運用するにしても、USD/TRYもEUR/TRYもあまり変わらないという事になります。
USD/TRYとEUR/TRYのスワップポイントを比較
XMTradingではスワップ計算機が用意されています。
スワップ金利を確認したい時には、下記リンク先にある計算機が、とても便利なので活用しましょう。
では、スワップ計算機で1ロット(10万通貨)あたりのUSD/TRYとEUR/TRYのスワップポイントを算出してみましょう。
USD/TRYのスワップポイント
- 買い:-7,867円
- 売り:4,912円
EUR/TRYのスワップポイント
- 買い:-11,126円
- 売り:7,668円
USD/TRYとEUR/TRYのスワップポイントを比較してみると、EUR/TRYの方が圧倒的にスワップポイントが高い事が分かります。
高金利通貨として人気のあるオセアニア通貨の「豪ドルとNZドル」よりもドルの方が圧倒的に金利が高くなっているので、その分だけUSD/TRYの金利差が小さくなるというのが理由です。
結果、同じトルコリラに対する通貨ペアでもEUR/TRYの方が高くなるというわけです。
通貨ペアのボラリティに注意
しかしながら、ボラリティには注意しなければなりません。
スワップ金利だけで見ると、EUR/TRYが一番お得に感じます。
ただ、日本円ベースで考えるとユーロがドルよりも高いため、それだけ多くのトルコリラで売る必要があるのです。
2019年4月23日、ユーロが日本円で125.86円。
ドルが日本円で111.90円です。
つまり、ユーロがドルの1.12倍くらいの価値を有しているので、EUR/TRYを1万通貨保有するということは、USD/TRYを1万通貨保有する場合より、1.12倍のボラティリティにさらされる事になるという事は覚えておきましょう。
EUR/TRYは必要証拠金の額も大きくなるので、投入資金当たりの利子率で考えると、USD/TRYとあまり大差ないという事になります。
国内FX業者と比較
2019年4月23日、国内FX業者であるオアンダJAPANのUSD/TRY売りスワップは679円。
EUR/TRYの売りスワップは859円でした。
スワップポイントはFX業者によって変わるのですが、XMTradingよりも少し高いという結果になりました。
しかし、XMTradingは国内FX業者の25倍までと違って、レバレッジを888倍までかけられる為、資金効率を考えるとXMTradingの方が良いと思います。
為替差損に注意
EUR/TRYでスワップ運用する際、売りポジションを持つ必要があります。
そこで注意しなければならないのが為替差損です。
EUR/TRYのチャートを見ると下げ止まっているのが分かります。
ここからしばらくレンジ相場になるのではないかと予想していますが、もしも上昇した場合、売りポジションだと為替差損になるため、せっかくスワップポイントで稼いでもトータルではマイナスになりかねません。
しまた、スワップポイントだけ払い出すという機能がないので、ポジションを決済しなければスワップが確定益として貰えません。
トルコリラは、政情不安が大きなリスクとなっています。
関連記事⇨【随時更新】2019年、トルコリラ(TRY/JPY)のニュース記事まとめ【FX・為替】
その一方で、ユーロ圏ではそういった政情不安リスクがありません。
そのため、ユーロが下がる要因として最も考えやすいのが追加金融緩和の継続やギリシャショック、イギリス国民投票といったユーロ圏からの離脱です。
まとめ
レンジ相場ならスワップ運用は間違いなく美味しいのですが、EUR/TRYで運用するならユーロとトルコの動向は常にチェックしないと危険だと思います。
USD/TRYで運用するにしても、結局はチェックが必要ですが(汗)
まとめると、
- EUR/TRYもUSD/TRYも、投入資金当たりの利子率はあまり変わらない。
- 資金効率の面から国内FXよりレバレッジが大きい海外FX業者でポジションを持った方が良い。
という事になります。
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